ひかりメッセージ
このコーナーでは、生きていくためのヒントや自分の活かし方に関する、ARIのオリジナルエッセイを掲載しております。(執筆者:浅野光)
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ひかりメッセージNo.57 時給制度の弱点と本当に大切な心得 2025.4.1
今回お伝えする内容は、世の中の時給制度に対する私の意見です。通常、正社員は残業しない場合、8時間労働するケースが多いです。この8時間でどれだけ顧客に貢献しても、利益を上げても、社内を良くしても、8時間だらだらやっている人と同じ報酬しかもらえない職場のほうが日本では大半を占めています。
こうなると、真面目に働くのがバカらしくなってしまう人が続出するのです。そうすると、「8時間使って終わらせればいいや」という思考になっていってしまうのです。これがもっとひどくなると、「もっと遅く仕事して残業手当をもらってやろう」となります。こうなってしまうと、企業にとってお荷物社員となります。経費が多くかかるのに生産性が上がらないのです。
日本の企業は従業員を守る法律のほうが強いですから、だらだらスマホを見ながら残業している人が残業代を請求しても企業側が負けることが多いです。
本来、人の役に立つからこそお金というのはいただけるのです。時間なんて関係ないのです。従業員は会社に貢献し、会社を喜ばせているからこそお給料をもらえるのが本来のあり方なのです。
ですが、こういったことを考えずに日々仕事をなんとなくこなしている人が多いことに私は危機感を感じているのです。日本経済の発展のためには、「仕事は時間内で終わらせればいいや」と考えている国民一人一人の姿勢を改善していくことが不可欠です。
「人を喜ばせた分だけお金がいただける」「人のためになっていないことをしても何も貰えない」。この法則をもっと多くの人に知ってほしいという願いが私にはあります。 最後までご購読いただきありがとうございました。次回もどうぞお楽しみに・・・。
〈了〉
ひかりメッセージNo.56 疑う力と素直さを兼ね備えよう 2025.3.1
この世では人を騙し、楽をして稼ごうとする人が一定数存在しているのが事実です。非常に残念なことに純粋すぎる人は狙われてしまう傾向にあります。
しかし、純粋で素直な人ほど周りの人から愛され、吸収が早いので社会的に成功しやすい法則が働いているのも事実です。
疑問を抱いて疑う側面と、言われたことを素直に聞き入れて吸収する側面、この両方を兼ね備えることが生きていく秘訣なのです。
例えば、日本を代表するメジャーリーガーが昨年、多額の金銭的な被害を受けましたが、これは純粋で野球に一途な面を狙われたからなのです。一つのことに打ち込むトップアスリートを狙う詐欺師が世の中には多いようです。
スポーツに限らず、トップに君臨できている人はセンスがあるのは間違いありませんが、それだけでなく、人の意見を素直に聞き入れることができる傾向があるからこそ、トップまで登りつめることができるのです。凡人は疑ってかかって自分のやり方に執着するのでそこ止まりなのです。
ただ、こういった凡人は騙される可能性が減るのも事実です。好機も危機も受け流す体質だからです。しかし、これだと人間的成長はなかなか見込めません。素直でないと良い人と巡り会える機会も減りますから、当然自分の潜在的な力も発揮しにくくなります。こうなると今世での使命を全うするのが難しくなってきます。
皆さんは疑問を感じるときはしっかりとそれについて考える姿勢を持ちつつ、その上で純粋で素直な心をいつまでも、絶対に忘れないでいただきたいのです。大抵どちらかに大きく偏ってしまいがちです。このバランス感を磨いていってください。これは私が今一番伝えたいメッセージなのです。
〈了〉
ひかりメッセージNo.55 責任感を持って行動するための留意点 2025.2.1
組織というのは規模が大きくなればなるほど統率をとるのが難しくなってきます。人は母数が多いところに所属すると、無責任になりやすいからです。
無責任にならないためのポイントの1点目は「自分が主体となって行動できているか」です。受け身的ですと無責任になりがちです。「自分のやったことが組織を発展させたり、顧客に満足を与えたりしているんだ!」このくらい大きな気持ちを持って取り組めば責任感というのは自ずと身についてきます。
2点目は「自分が必要とされているという実感があるかどうか」です。上司が「お前の代わりなんていくらでもいる」と事あるごとに言ってくる環境では、誰しも仕事の生産性は落ちていき、気力も低下し、無責任になってきます。
これに対し、「いつも頼りにしているよ」と定期的に声がけをしてくれていたら、力は自然と湧いてきます。たとえ寝不足だったり、疲れたりしているときでも、こういう環境なら高い生産性を発揮でき、「自分は頼りにされているから組織を良くするために頑張ろう」と責任感もついてきます。
私は10年ほど前からARIの重要な仕事を担わせていただいているため、責任感というのが自然と身につきました。そのため、体が疲れているときでも「みんなのために頑張ろう」と力が出てくるし、「もっと組織をよくするにはどうすればいいのだろう」と考える意欲もわき、行動に移せるのです。
これを読んで「私は重要な役職を与えられていないので難しいです」と感じる方もいるかもしれません。しかし、お金をいただけているということは何かしらの形で周りに貢献できているのは間違いありません。自分の今やっていることに自信を持って取り組んでいってください。
〈了〉