ひかりメッセージ

このコーナーでは、生きていくためのヒントや自分の活かし方に関する、ARIのオリジナルエッセイを掲載しております。(執筆者:浅野光
 
タイトルをタップまたはクリックすると、内容をお読みいただけます。
  
どうぞONEの学びの一つとしてご活用ください。

 人生においては、いかに「気づき」を得られるか、というのが大切です。
例えば、ある事柄において解決の糸口が見つからない日々が続いていたにもかかわらず、ある日、突然「ああ、これだ」と直観でわかった瞬間です。この瞬間はとても大事で、一気に成長することができます。今回は、この「気づきの瞬間」が出てきやすいタイミングをご紹介していきます。
 
1つ目は、自分にとって重大な危機が訪れたときです。身内や友達、お世話になった人が亡くなったときや生活環境が大きく変わるときです。このとき、「ああ、自分がしっかりして、やっていく時が来たのだ」という強烈な気づきが得られることがあります。人が窮地に陥ったときの底力はすごいのです。
 
2つ目は、夜の夢を見たときです。夢では、しばしば強烈な体験を味わうことができます。普段はなかなか起きないようなこと、自分がしないようなことも夢では経験することがあります。ですが、これは現実で起きた危機ではないので、「単なる夢か」で済ましてしまう人もいます。「意味があってこのような夢を見させられた、そして夢で大変な目に遭った」。これは自分にとってのかけがえのない体験です。これを単なる思い過ごしとしてスルーするのは、気づきが得られるチャンスを一つ潰していることになります。
 
3つ目は、日々の日課をこなしているときです。「インスピレーション」という響きを聞くと、何か普段行わない特別な瞬間のみに現れる、と思いがちですが、必ずしもそうではありません。日々、継続している地味なことをこなしているその瞬間に現れることも多いのです。毎日の積み重ねを大切にすれば、直観が働くチャンスが訪れますよ。

〈了〉

今回、皆さんにお伝えしたいと思い浮かんだメッセージは「人間の持つ温かさは、かけがえのないもの」というテーマの内容です。
 
以前から「AIに大半の仕事を奪われる時代が来る」とか「AIが人間の力を越えたときに大変なことが起こる」とか世間では言われておりますが、今のところ完全にそうはなっていません。
 
なぜかというと、人間そのものが持つ、取って変えられないかけがえのないものがあるからです。毎年、皆さんが送ってくださる年賀状に書かれた手書きのメッセージを拝見すると、私は「温かい」気持ちになり、とても心癒やされるのです。
 
AIの爆発的な普及があったとしても、人間がこれまで手動で行っていたことのすべてに価値がなくなる、というのはあり得ないことです。人間の持つ温かさとか、教え導く力とか、周りを楽しませる力とか、そういったものは未来永劫、ずっと世の中で需要があるでしょう。人は合理的な理性だけで動く単純な存在ではなく、感情を持っているからです。
 
ですから、裏を返すとこれからの時代、「温かさを持って周りを楽しませることができる人になろう」と心がけて生きていけばいいのです。これまでもこのような生き方をしていた人は、AIに仕事を奪われる心配は全くありません。
逆に、無機的・機械的な姿勢だけで日々仕事をして、周りに対して冷たい対応をしているような人は、なにかしらの工夫が必要となる時代になっていくかもしれません。
 
今回の「ひかりメッセージ」は以上になります。次回もどうぞお楽しみに・・・。

〈了〉

人には無意識で行っている癖があります。例えば、スポーツをしていると、その人特有の癖があり、それを直そうと試みてもなかなか直りません。これはなぜかというと、無意識に体が「現状でやれているから変えたくない」と言って拒んでいるのです。顕在的な意識で変えたいと思っても、潜在的には反発があるのです。
 
「新しいことを習慣にして日常生活に取り入れたい」と思っても、最初の数週間は「継続するのは大変だ」といった不快感が出てくるものです。これも、現状で成り立っているルーティンが変わってしまうことに対して無意識の力が反対しているのです。意識上では、「日課にしていきたい」と思っても、「変化を拒む性質」によって最初の数週間は悪戦苦闘することになるのです。
 
ですが、決して無意識は敵ではありません。「変化を拒み、最初の数週間は不快感がある」というのは裏を返すと、その数週間を抜ければ、その「行い始めたことをやめるのが変化」ということになります。ここまで到達すれば、今度はその習慣となった行動を中断するのを無意識が止(と)めてくれます。
 
私が地道なことをコツコツと続けられているのは、無意識と程よい関係を築けているからです。意識上では「できない」と思った日でも、勝手に動き出してできてしまうのです。ですが、過去を振り返ると最初の数週間はなかなか続けるのに苦労した記憶が確かにあります。
 
無意識の力は非常に大きいですので、仲良くやっていきましょう。無意識は自分の一部です。自分を大切にすれば無意識も自ずと喜び、味方してくれますよ。

〈了〉

現代は、大半の人が自由意志を使って自分自身で選択し、行動をしていく時代です。これをいかにも「大変なことを自力で行いなさい」といったようにハードルを上げて厳しく伝えてくる人もいます。
 
確かに厳しさが必要なときもありますが、それが過剰になると、かえって迷っている本人はやりづらくなってしまいます。何かに挑戦する人に対して後ろ向きのアドバイスをするのは、私はあまり賛成できません。目の前の一秒一秒に大切に向き合い、今できる精一杯で行えば、なるようになっていくものです。
上手くいった日も、そうでなかった日も神さまに礼拝し、繋がらせていただきましょう。そうすれば必要以上に思い悩むことはなくなります。
 
神さまは嬉しいことと同時に、試練も与えてこられます。ですがその試練も、自分が現時点で出すことのできる努力の範囲内で、やるべきことを一つずつこなしていれば、気がつくと通過できているものです。そして、それを通過した後は、精神的にもこの世的にも自分は一段上に成長できているのです。
 
1.神さまが試練を与えてこられる。
2.自分は神さまに身を委ねたうえで目の前のことだけに精一杯の努力をして行う。
3.その結果自分は成長でき、時には嬉しい出来事メッセージとして神さまからプレゼントを与えられる。
4.そしてまた試練を与えてこられる。
 
このような循環サイクルが形成されていることを理解しておけば、もう怖いものなしです。

〈了〉

自分の中で「私は変わりたいんです」という思いを抱くのでしたら、できる範囲で自分の付き合う人々や環境の中で変えられるところを調整していきましょう。このような言い方をすると「自分の力だけでは変われないのですか」と言われてしまうかもしれません。
 
「自分だけの力で自分を奮い立たせてあげて、なりたい自分になれるよう努力する」これは確かに素晴らしいことですし、成長のプロセスにおいて必要なことです。
 
ですが、このように頑張っている自分に対して周りの人がネガティブな発言、反応を日々返してきたとしたらどうでしょう。このような環境で果たしてどこまで努力を続けられるでしょうか。
 
一週間とか一か月、半年くらいなら気持ちを強く持って続けられるかもしれません。ですが、五年、十年、数十年と頑張り続けるのは限りなく不可能に近いです。そして、一週間とか一か月だけの努力では、厳しい言い方になるかもしれませんが、一時的な変化にしかなりません。やはり学びというのは数年、十数年、数十年続けることでジワジワと体、心、そして魂に染みこんでいき、自分の一部になっていくのです。
 
ですから、例えば勉強に重きを置いて生きていきたいのなら、日々勉強を当たり前のようにやっている人たちと交流して、お互いに励まし合える仲間を作り、そのコミュニティに所属しましょう。
 
自分の周りの仲間達から貰えるパワーというのは無意識に感じ取っているものですが、莫大な力があるのです。
 
今回の「ひかりメッセージ」は以上になります。次回もどうぞお楽しみに・・・。

〈了〉